第3話 お祈りするなら内定をくれ (とりとめのない就活雑感)

 ・吾輩は就活生である。内定はまだない。

 

「売り手市場」とマスコミ等が囃し立てているこのご時世に、未だ一つも内定を得られていない就活生というのがいるらしい。(お前だよ。お前。)

 

もう、2018年も7月である。リクルートキャリアによると就職内定率はもう既に8割を超えているらしく(下記URL参照のこと)。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/180713/prl1807131413096-n1.htm

 

勿論、あくまでリクナビを利用する人たちに対する任意のアンケートであることを鑑みると、サンプルと母集団との間に隔たりがあると考えるのが筋であるとは思うので、(余裕のある内定者の方が内定が一つもない者よりもアンケートに応じる可能性は高いだろう)多めに見積もられているとは思うが、しかし、そうだとしても「売り手市場」であることには間違いないのだろう。

 

まあ、つまり、私は「完全に売れ残ってしまった」わけである。

 

「残り物には福がある」なんて慣用句がこの国にはあるが、ここまで「売れ残って」しまうと絶望的な気分になってしまい、そんな言葉では慰められる様な精神状態にはなくなってしまう。「同情するなら職をくれ」と。

 

今回は、そんな悲観に暮れてしまったこの私がこの国の就職活動に関して思ったことを色々あれこれ言おうというものである。

 

・ようw 負け組www

 

「自分が勝てねえからグチグチ不満をたらすのか、負けを認めろよwwww」

 

そう思われる方もいるかもしれないが、別に私の非を認めることなく不満をたらたら口にしようとする気は毛頭ない。完全に負けた。俺の負け。今回の就職活動で自らの能力不足を痛感している。特にコミュニケーション能力や人柄にである。なぜならば、私はそれらが重要視されると言われている一次面接で落ちることが多いからだ。

 

「コミュニケーション能力や人柄なんて仕事に関係ないだろ。淡々と仕事はこなせばいいんだから。なんで、面接とかではコミュ力重視・人柄重視なんだ。不満だ。」そう思っていた時期が私にはあった。しかし、冷静に考えてみた。企業での活動というのは基本的に団体戦である。仲間と適切なコミュニケーションを取れるか、仲間と協力し合えるか、一緒に仕事が出来るような人間性があるだろうか、これは企業で仕事をこなすための必用条件であろう。(業界や業種、企業によってそこまで重視されていないかもしれないが、一般的な日本企業では求められる要素だろう)

 

 ということで、まあ

 

まあ、だから、現状の選考の在り方そのものに対する不満っていうのがある訳ではないと言うか。。。(いや、オワハラとか圧迫面接とかは問題だとは思うけどそれは個別具体的な問題ですしね。)

 

勿論「30分とか1時間の面接程度で就活生の能力や人格を完全に把握しきれてるのか」、「日本の新卒採用で一般的に採用されている面接という手法が果たして完全に妥当なものなのか」という疑念は拭えないんですけど。。。

(面接などでは「コミュ力」という仕事をするための必要条件は見ていると前述はしたが、仕事をするための十分条件となるコミュ力以外の諸要素は見れているとは限らない。)

 

ただ、そもそもどういう基準で学生を採用するかなんていうのは原則的にその企業の自由だろうし(人種差別とか男女差別すると違法だが。)、仮にその妥当とは限らない基準で企業が人を採用したとしても、その責任を負うのは企業とかその採用担当者なのだから、まあ、仕方ねえっちゃ仕方ねえなし、どうでもいいっちゃどうでもいいなと思うわけです。

 

 

・じゃあ、結局お前は何が言いたいのか

 

まあ、つまり、これまでの話をまとめると、ネットなどで「けしからん!」と叩かれることもある、企業の一般的な採用基準だとか、コミュ力重視だとかはどうでもいいんですよね。それで不利になってる無い内定の僕であっても。

 

でも、問題があるとすれば、「就活に失敗したら、死ぬ。絶望的な未来が待っている。」みたいな観念に若い人たちが追い込まれてしまうってことじゃないでしょうか。

(自分で自分のこと若い人っていうのか。。。)

 

特にこういう「売り手市場」の時には、こういう観念が強くなるんだと思うんです。売れ残ってるのが少数だから。(就職氷河期が悲惨じゃなかったとかいう趣旨ではない。)

 

こういう観念が何故問題かというと若い人のやる気を削いでしまうし、場合によっては自殺という選択肢を選ぶことになってしまうから。

 

中には「そんなんでへこたれる若者なんか社会にいらん」とか「そんな弱っちいやつ死んでしまってもいい!」とか言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、こんな少子高齢化社会で若者が少ない、貴重な労働力が少ないって中でそんなこと言ってられるのでしょうか。。。(まあ、こんな国どうでもいいっていうのならね。)

 

で、この話を突き詰めると、世の中の価値観の話だとか、社会の格差の話だとかになりそうですが、そこまで話すと本題から逸れそうなので。

 

・私たちはどうすればいいだろうか。

 

 

あーだこーだ言いましたけど、こんなこと言っても誰かが助けてくれる訳じゃないんで、結局自分で自分を助けなくちゃいけない訳ですよね。どうしようか。

 

でも、とにかく僕は「生き延びる」ってことを最重要視して生きていきたいと思います。

 

就職失敗しても終わりじゃないですからね。生きているだろうことは確か。不幸せだとしても。その後も絶望的な人生が待ってるかもしれない。まあ、でも、生きてやろうと。うん。

 

以上です。

 

とりとめのない話をしてごめんなさい。「雑感」なんでね。

(僕自身心の中でぐちゃぐちゃ考えて、まとまってないのです。)