童貞に対するネガティブなイメージについて
・この世の童貞・非モテに対するネガティブなイメージ
「この世の」だなんて、なんとも第三者的な表現であるが、かく言う私も童貞・非モテだ。人生で一度も女性とお付き合いしたことがない。今のところ。ヤラハタだ。
前回の記事では内定がないことをネタにしたが、性経験もない、まさに私の人生は「無い無い尽くし」の絶望人生だ。しんどい。。。
話が逸れてしまった。いやいや、今回は別に人生を悲観視するのが目的じゃない。
そう、いわゆる「童貞・非モテに対するネガティブなイメージ」の話。
勿論、この世には寛容な人だっている。「童貞好き」のお姉さんとか。(俺のも奪ってほしい。)
しかし、基本的にはネガティブなイメージで捉われがちなのは皆さん分かるだろう。
実際にそんなイメージから「ハラスメント」のような行為に至ることがある。
例えば、この間事実婚を公表してネット上で話題となった某女性ブロガーさんも、その「童貞いじり」が話題となっていた。
これはインターネット通信を媒介としたものだが、現実世界でも問題となるケースがある。
実際、このように明白な「ハラスメント」は稀だろうが、「いじられる」ようなことは多くないだろうか。童貞・非モテの皆さん。
私も知り合いと飲みに行くと、「そんなんだから童貞なんだよw」「女の子と話したこともねーのかよw」みたいに言われることがある。(私自身はそういわれてもあまり嫌な思いはしないし、その場でえへへと笑ってやり過ごすし、何ならTwitterとかでも自ら自虐していく方だが、「やっぱり嫌だ」という人だっているだろう。)
やっぱり、基本的に社会にはネガティブなイメージが蔓延っているのだろう。
そして、そのイメージに基づいて童貞・非モテを「いじる」時、その童貞・非モテを傷つけてるかもしれないのだ。
・童貞・非モテって言っても色々ある
童貞・非モテと聞くと「女に飢えてる」イメージがあるが、「女に飢えてる」とは限らない。
私自身もそこまで「女に飢えてる」わけではない。「彼女とかいたらいたで楽しそうだろうけど、アプローチすんの面倒くせえな。そこまで欲しいわけじゃない。」って感じで生きてしまった。
こう「女に飢えてる」訳でもない童貞・非モテに対して「お前、彼女もいねーのかよwwww」と言うのは、パクチー好きの人が「お前、パクチー食えねえのかよwwwww」ってパクチーが別に好きでもない人に言うようなもんなのである。
要するに「しょーもない」ことなのである。
一方で「女に飢えてる」童貞・非モテもいるだろう。女性とお付き合いしたいのに、お付き合いできないとか。
こう「女に飢えてる」童貞・非モテに対して「お前、彼女もいねーのかよwwww」と言うのは、課題となってる逆上がりでがきない同級生に「お前、逆上がりもできねーのかよwwww」と小学生が言うようなものである。
要するに「くだらねー」ことなのである。
・一見、正論っぽく「童貞・非モテ」を否定する人
さて、これまでは童貞・非モテを「いじる」人に対して毒を吐いてきたが、我々童貞や非モテの敵は「いじる」人たちだけではない。
世の中には正論っぽく「童貞・非モテ」を叩くタチの悪い人がいる。具体的にはこうだ。
「性行為をして子供を産むのは人間の本能なのだから、童貞であるのは人間としておかしい。」
そう、先述した「童貞いじり」はあくまでも感情に基づく「嫌がらせ」でしかなかった。
こう言われてしまうと忽ち言葉に窮してしまうのではないだろうか。少なくとも「童貞いじり」よりかは「正しさ」があるように見える。
しかし、これは正論でもなんでもないと私は思う。どういうことか。
あくまで、人間が「性行為をして子供を産む」というのは「事実」に過ぎない。確かに、我々の先祖は代々脈々と繁殖を続けてきたのかもしれない。しかし、それはあくまで歴史上の事実に過ぎないのだ。
先述の「正論」は、この「事実」から「人間たるもの子供を産まねばならない」という「規範」を生み出しているに過ぎないのだ。
事実から規範は生まれない。生まれたように見えても、それは事実を規範と見なしているだけだ。つまり、このような「正論」を宣う御方達は「私は事実と規範の区別がついていません」と白状するようなものなのである。
ちなみにこの「正論」はLGBT批判の根拠の一つともなりうる。「人間たるもの子供を産まねばならないのだから、LGBTは悪だ。」と。しかし、あまりにも脆い。
・気にする必要はない
確かに、この世の中童貞・非モテに対するネガティブなイメージがある。
これに苦しんでいる童貞・非モテは多いだろう。しかし、気にする必要はないのだ。
この記事で示した通り、「童貞いじり」も「正論」も根本的には「しょーもない」のだ。
本当にしょーもない。くだらないのだ。
だから、そんなしょーもないことを気にする必要はないのだ童貞諸君。さっさと、シコって寝よう。
終わり